2020.07.21アロマ図鑑

アロマ図鑑〜ペパーミント peppermint〜

目を覚ますような爽やかな香りのペパーミント。暑い時期や梅雨には特に重宝します。必ず手元に置いておきたいアロマオイルの一つです。

ペパーミントは、西洋薄荷(はっか)とも呼ばれています。

「ミント」は、スペアミント系とペパーミント系の2つに分けられます。
ペパーミントは、スペアミントとウォーターミントの交配種になります。
つまり、ペパーミントはスペアーミントの子供、とも言えますね。

ぺパーミントの方が、メントールの成分が多いため、強くくっきりした清涼感となっています。
逆に言うと、スペアミントの方が甘みがあります。ガムにも使われていますね。

ペパーミントは雑草以上の生命力を持つため、1株植えるとあっという間に繁殖します。
他の植物が枯れてしまうこともあり、「ミントテロ」と言われたりもします。
植える時は要注意ですね。

ペパーミントの歴史

ミント類は、最も古いハーブの一つ、と考えられています。
ピラミッドからペパーミントの葉が発見されていることから、紀元前から使われていたと考えられています。

ギリシャ人、エジプト人、ローマ人は、ペパーミントを薬草として使っていました。
医学の父と言われるヒポクラテスも、胃腸薬としてペパーミントを処方していたそうです。
ローマ人は、宴会で酔いを減らす目的でペパーミントで編んだ王冠を被っていたとか。

その後、中世になると、ギリシャ・ローマからイギリスへと伝わりました。
中世では、伝染病が流行りました。
その中で人々は、ペパーミントの香りによってウイルスから身を守ることができると信じていました。

近世では、ペパーミントはヨーロッパからアメリカ大陸へと渡り、後にアメリカで大量に栽培されるようになりました。

植物データ

[原料植物名]Mentha piperita
[科名]シソ科
[主な産地]アメリカ、インド
[季節]夏

精油データ

[主な抽出部位]葉
[精油抽出法]水蒸気蒸留法
[成分]メントン、メントール、1・8シネオール

花言葉

永遠の爽快、真心、美徳、誠実な愛、心の暖かさ

ペパーミントと紡ぐ物語

ミントの学名Mentha piperitaはギリシャ神話に出てくる乙女Minthes(ミントス)が由来とされています。
ギリシャ神話には2つの説があります。

説①ミントスは、冥界の王ハーデスに愛されたため、ハーデスの妻ペルセボネに嫉妬されました。
ペルセボネはミントスを地面に踏みにじり、それを知ったハーデスがミントスをミントに姿を変えさせました。
自分の居場所を知ってもらいミントスは、強い香りを放つようになったそうです。

説② ミントスの恋を知った、ハーデスの妻ペルサボネによって、ミントスは草に変えられました。その草が「ミント」と名付けられました。

(このギリシャ神話だと、花言葉「真心」「美徳」「誠実な愛」が理解できません。逆のような気がするのですが(汗)誰かご存知の方、教えて下さい。)

「心の暖かさ」は、ミントによって体が冷えて心は暖かくなるから、と言われています。

あなたにペパーミントを贈る

生命力があり、どこでもぐんぐん育つペパーミント。
あっと言う間に土地に馴染んで仲間を増やしていく。
新学期、就職。新しい環境が始まる時、爽やかな朝とパワーをくれる。