Aroma de Cheerupです。
今日は、サンダルウッドのご紹介です。
白檀の名前でも知られるサンダルウッド。
サンダルウッドの木は成長しても細く、樹齢60歳でも直径20㎝ほどしかありません。
精油を採れるまでに成長するには何十年もかかる上、人工で育てるのも難しく、とても希少な樹なのです。
インドではサンダルウッドは絶滅危惧種に指定されており、伐採や輸出に規制がかけられています。
そのため、最近ではオーストラリア産のものが多く使われています。
サンダルウッドは古くから宗教と深い結びつきがあり、仏像、数珠、線香などに使用されてきました。
「白檀の香りが漂うところには邪悪な霊は踏み込めない」と信じられており、
ヒンズー教では粉末にしたものを炊いて辺りを浄化したそうです。
かつては貴重な交易品であり、インドから古代ローマ、エジプトへ運ばれていました。
異国の香りとして、喜ばれていたそうですよ。
[原料植物名]インディアンサンダルウッド、オーストラリアンサンダルウッド
[科名]ビャクダン
[主な産地]インディアンサンダルウッド:インド、インドネシア、スリランカ
オーストラリアンサンダルウッド:オーストラリア
[主な抽出部位]心材
[精油抽出法]水蒸気蒸留法
[成分]サンタロール、サンタレン(分子が大きいのでトロッとします)
平静、沈着
サンダルウッドをブレンドすると、香りに重厚感が出ます。
入れすぎると重たくなりすぎるので、量に注意してください。
フローラル系との相性も◯。
おすすめは、スパイス系です。
ペッパー、ジンジャー、カルダモンなどのスパイスとブレンドすると、オリエンタルな雰囲気になります。
サンダルウッドは、根を他の木の根に差し入れて栄養を摂ります。
要は、寄生するのです。
周りに相性の良い植物がいないと大きく育つことができません。
ヒモ、と言ってしまえばそこまでですが、「相手を見極めてしっかり甘える」才能があると言えます。
うまく寄生した後、東洋の香りを放つサンダルウッド。
いつも限界まで頑張ってしまって、「ちょっと手伝って」がなかなか言えないあなたにオススメです。
いい意味で人に頼れるようになるといいですよね。
いつも頑張ってしまうあなたに、おすすめの精油です。
Aroma de Cheerupひろです。
東京都蔵前・浅草橋で活動しています。