ハーブティーでお馴染みのカモミール 。
白い花びらと
真ん中の黄色のコントラストが
可愛いですね。
カモミールの和名は「カミツレ」。
加密列と書きます。
オランダ語でカモミールを意味する「kamille」
を漢字で表現したら加密列になったとか。
「カモミール」という名前は、
古代ギリシャ人が
「カマイメーロン
(「カマイ」は大地、「メーロン」はりんごの意味)」
と呼んだことに由来します。
カモミールの花は、
りんごのようなフルーティーな香りがするのですよね。
ハーブとして利用されるカモミールには、
2種類あります。
カモミールジャーマン…
真ん中がぷくっと膨らんでいる。1年草。
1年草なのでフレッシュでえぐみがないため、カモミールティーに使われています。
カモミールローマン…真ん中が平坦。多年草。香りが良いためアロマに好まれます。
真ん中の膨らみを見ると、
2つの違いが分かりますね。
地面に低く這い、踏まれても強いので
中世のイギリスでは花壇の縁や小道の端に
植えられていました。
花を踏むと、甘い芳香が空中に漂います。
踏みつけられても耐える強さから、
[逆境に負けない生命力]
という花言葉が生まれました。
現代においても、
カモミールはイギリス人が愛するハーブの一つです。
1953年にエリザベス2世が即位した式典でも、
女王はカモミールの入った花束を
手にされていたそうです。
[原料植物名] Chamaemelum nobile
[科名]キク科
[主な産地]イギリス、イタリア、フランス、
モロッコ
[主な抽出部位]花
[精油抽出法]水蒸気蒸留法
[成分]アンゲリカ酸エステル類、ブチル酸エステル類
逆境に負けない生命力、
逆境に耐える、
あなたを癒す
横に広がる性質を持ち、
芝生代わりに植えられます。
踏まれれば踏まれるほど、
良い香りを放ちます。
香りに虫除けの効果があり、
果樹や野菜の近くに植えると
土壌のカリウムやカルシウムなどを増やし、
その植物を元気にしてくれます。
そのため、「植物のお医者さん」
「コンパニオンプランツ」と
呼ばれます。
他者のためなら犠牲になるのも厭わない、
献身的な生き方をしています。
踏まれても踏まれても
立ち上がるカモミール。
しっかりとした芯を持っていて
周りを癒してくれる。
Aroma de Cheerupのひろと申します。
東京都蔵前で、アロマ調香レッスンをしております。
最新レッスンはこちらをご覧ください。
お申し込みは、LINEからお気軽にどうぞ。
アロマ初めてさんも、歓迎しております。