2023.07.23香りの訪問

香りを巡る旅〜北海道〜前編

2023年7月、去年に引き続き、今年も北海道に行ってきました。
題して、「香りを巡る旅」。

静かなチミケップ湖

旅のスタートは、チミケップ湖というマイナーな湖から。

北見の南に位置します。女満別空港から車で1時間ほどで着きます。

チミケップとはアイヌ語で「崖を破って水が流れるところ」という意味です。
多くの野生動物、野鳥が生育する秘湖です。

チミケップホテル

なぜこの湖に来たかと言うと・・・

チミケップホテルというオーベルジュがあり、世界各地で経験を積まれたシェフのフレンチが味わえます。
旅行初日だからこそ、美味しいお食事でスタートしたい!と思い、ここを選びました。

チミケップホテル、周りには何もありません。
静かな環境を楽しむ、大人な宿です。

お天気は曇りでしたが、
お庭でハーブティーを飲んだり、読書をしたり。
ゆっくり過ごせました。

楽しみにしていたお食事。
チミケップ湖がある津別市の野菜など、地元の食材がふんだんに使われていました。
どのお料理も彩りが美しく・・・

久しぶりのフレンチ。ワインも頂きました。

2日目 阿寒湖へ

チミケップホテルを後にして、阿寒湖へ。


阿寒湖の名物と言えばマリモ!
私、阿寒湖に行けばマリモがいると思っていました。
しかし、マリモは、国の特別天然記念物であり、群生地は大切に保護され、立ち寄ることはできないそうです。
ここの反対側にある、マリモ展示観察センターに行けば、大きなマリモのいる水槽を見ることはできるとのこと。
今回は、時間がないので断念しました。

阿寒湖の湖畔の森。
光がさしていて、美しい。


阿寒湖の湖畔には、アイヌコタンという集落があります。
コタンというのが、アイヌ語で集落の意味。

アイヌの方が実際に生活をし、民芸品やお土産のお店を構えています。
アイヌ文化に触れることができますよ。


アイヌ料理を頂きます。じゃがいもと山菜のピザ。美味しそうでしょ。

霧ではない、摩周湖

阿寒湖の後は、摩周湖へ移動。
摩周湖はアイヌ語で「カムイトー」、神の湖と呼ばれます。
世界でも一級の透明度を誇る湖に、空の青が映り込み、「摩周ブルー」と呼ばれます。
霧の摩周湖、と呼ばれますが、この日はよく晴れていました。

摩周湖の周りは崖のため、湖面に降りることはできません。

ダイナミックな硫黄山

摩周湖の後にたまたま立ち寄った硫黄山。摩周湖からすぐそばにあります


明治時代に開発され、硫黄はマッチや火薬の原料に使われていました。

写真で見ると、「ここどこですか?」って感じがしませんか?!
雄大ですよね。

屈斜路湖

絶景ポイントである美幌峠から、屈斜路湖を眺めました。
屈斜路湖は国内最大のカルデラ湖。
ゆっくりとした時間が流れていました。

そのまま、北見に車を走らせます。
夜は、名物である北見焼肉を頂きました。

3日目 北見 薄荷記念館

北見に滞在した目的は、薄荷記念館です。
薄荷蒸留館については、とても量が多くなりそうなので、また改めて書きますね。

薄荷蒸留館を満喫した後は、
北に移動。
目指すはサロマ湖です。赤く囲ってある場所が北見市です。
北見からサロマ湖、近いですよね。

サロマ湖の目的は、ホタテと、はまなすです。
サロマ湖はホタテの養殖の発祥の地です。

こちらは、ホタテ丼。北海道で食べたものの中で1番美味しかったです!
ソースが染みたホタテのフライ、あまり見かけない食べ物ですよね。

サロマ湖のハマナス

サロマ湖のもう一つの目的が、ハマナス。
薔薇よりも薔薇の香り、と言われるくらい、香りのいい花です。

しかし、時期が遅かった!
ほとんど残っていませんでした。
かろうじて咲いていた貴重なハマナス。ピンクに咲いています。

6月末に満開になるそうです。一輪でも、しっかり香りがします。
是非とも、満開の時に行ってみたいです。

サロマ湖の後は、西に移動。
200kmの大移動でした。
北海道は、距離感がつかめないですね。
移動してみたら、結構遠かったです。

しかも、大雨に当たりました。

名寄市という街に宿泊。
もち米の生産量が日本一の市です。

名寄に宿泊し、隣町の下川町にある「フプの森」さんという精油の蒸留所を訪問しました。
フプの森さんについては、改めて書きます。

香りを巡る旅〜北海道〜前編でした。
後編に続く。