2020.08.14アロマの知識

天然精油と合成香料の違い


天然精油とは、
自然界に存在している
動物や植物から抽出したものです。
(現代では保護の観点から
動物から抽出することはほぼありません)

自然のものから採取するので
生産量には限界があり、
合成香料に比べると高価になりがちです。

例えば、女性に人気のローズ。
天然精油ローズ1滴を抽出するのに、
どれだけの薔薇の花が必要になるでしょうか?

なんと、50本です!
50本の薔薇の花から、やっと精油1滴。
だから、ローズ精油はとても高価なのですね。

天然精油の特徴

  • ナチュラルな香り
  • 香りの持続時間が短い
  • 天候や環境によって収穫量が影響される
  • 絶滅危惧種に指定されている
    植物や動物から採れる精油もある
  • 収穫に手間やコストがかかる
  • 値段が高い

それに対して、
合成香料は
化学的に製造したものになります。
合成香料にも良さがもちろんあります。

合成香料の特徴

  • 人工的に作られた香り
  • 香りの持続時間が長い
  • 天候に左右されない
  • 大量生産が可能
  • 値段が安い

天然と合成香料のどちらが安全、
どちらが良いとは一概には言えません。

合成香料は
「国際香粧品香料協会(IFRA)」という
国際的な組織が作っている基準があり、
それに適合するものだけが使われています。

そのため、安全性は確保されていると言うこともできます。

天然=安心というわけではありません。
天然精油でも、皮膚につくと腫れることもありますし、
妊婦には使用できないものもあります。

天然精油・合成香料、
それぞれの良さを理解した上で、
用途に応じて選んでいきたいですね。

Aroma de Cheeupのひろです。
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