2020.10.18アロマの知識

〜植物の力をアロマに〜

こんにちは。今日は、知っておきたいアロマの知識、ということで植物の葉っぱについて見ていきましょう。

Aroma de Cheerupでは、天然の植物から採れるアロマを使っています。

人間よりもはるかに長い歴史を持つ植物。
過酷な環境の中で生き残るために、植物は進化を遂げてきました。

進化の鍵の一つが、葉っぱです。
植物は、光を浴び光合成をすることでエネルギーを作ります。
よりたくさんの光を浴びるため、葉の広げ方にも植物の戦略があります。

光に対して垂直に葉をつけていく

光が上から当たっている環境ならば良いのですが、一方からしか光が当たっていない場合は、その光に対して垂直に葉を広げます。
葉をただ増やすだけではなく、葉同士が重ならないように茎を伸ばしながら葉を大きくしています。

夜になると葉を閉じる植物

夜には光合成ができないため、夜になると葉を閉じる植物もあります。
例えば、観葉植物として人気のマメ科ネムノキ。夜には、枝も少し下に下ろして、葉を閉じます。葉から水分が蒸発するのを防ぐため、と考えられています。
その姿が、まるで眠りについているように見えることから、ネムノキの名前がつきました。

↑ ピンクの長いおしべが可愛い、ネムノキ。

光の当たる期間が短い地域の葉っぱは、小さくて細かい

光の当たる期間が短い地域を考えてみましょう。
例えば北極に近いエリア。もしくは高度の高いエリア。富士山を想像して頂きたいのですが、標高の高いエリアは春の訪れが遅く、冬が早いですよね。
つまり、光の当たる期間が短いのです。
そのような厳しい環境では大きい葉を作りません。
小さくて細かい葉をたくさん作ることで、光の当たる面積を増やしています。

↑ 標高の高い場所に行くと、植物の形が全然違いますよね。

葉をなくすことで、蒸発を防ぐ

では、葉のない植物はどうしているのでしょうか。トゲトゲのサボテン。サボテンのトゲは、葉が変化したものです。葉がないため、茎で光合成をしています。葉をなくすことで、水分の蒸発を防いでいます。

動けない植物は、住む場所によって葉の形や量を変えて対応して、生き延びてきました。順応力の高さを感じますね。
賢く、たくましく、いい意味でしたたかな植物。

Aroma de Cheerupでは、その植物たちから採れるアロマを使って香水を作っています。香りを身に纏うことで、植物の持つ賢さ、力強さを受け取れますよ。