2020.08.28アロマ de ポジティブ

プルースト効果 においと記憶

プルースト効果とは

  • あるにおいとの遭遇をきっかけに、突如としてそのにおいと結びついた過去の出来事がありありと思い出される現象のこと
  • フランスの作家、マルセル・プルーストの『失われた時を求めて(1913年)』に登場する主人公が、紅茶に浸したマドレーヌのにおいをきっかけに幼少時を思い出す描写から名付けられています。

実際、こういう経験は皆さんもあるのでは?と思います。
この不思議な現象、プルースト効果について、数々の研究が行われてきました。
代表的な研究の結果をお伝えします。

一番古い研究としては、1935年Lairdによるものと考えられています。

  • 254人を対象に、においを手がかりとした想起経験を調査。想起された記憶の特徴を、評定値等によって測定した。
  • 結果は、参加者5人に4人以上の確率で、日常生活の中でにおいをきっかけに記憶を思い出した経験がある、というものだった。

1992年に、Herz&Cupchikは、様々なにおいを実験参加者に嗅がせる実験をしました。

  • 50.9%の人が匂いによって鮮明に記憶を思い出した。
  • 思い出した記憶のうち53%がポジティブな記憶、39.6%が感情に関係のないニュートラルな記憶、7.4%がネガティブな記憶だった。
  • 63%の人が、4年以上前の記憶を思い出していた。
  • つまりまとめると、においによって想起された記憶は全体的に情動的、鮮明で、しかも古い出来事が多い、という結果だった。

最近の研究では、fMRIという脳画像を利用した方法が用いられています。
これを使うと、血流の変化が分かります。

においを手がかりとした想起では、他の手がかりに比べて、

  • 記憶を担う 海馬傍回
  • 視覚に関わる 後頭葉
  • 感情に関わる 大脳辺縁系

が活発に働いていました。古くからの研究結果と最近の脳画像結果は一致していますね。

プルースト効果、科学的にも解明されつつあります。
においは脳に働き、記憶や感情に影響を与えているのです。

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