サイプレスの和名は「西洋糸杉」。
こちらの、サイプレスの樹をご覧ください。
どうでしょう?スッと佇む姿が、とても美しいですよね。糸杉っていう雰囲気が出ていますよね。
飾り気はないのだけれど、スタイリッシュです。
木材としても丈夫な性質のため、建材に利用されてきました。
サイプレスの学名sempervirens、semperは「常に」、virensは「緑」。
いつも緑が美しい常緑樹であるサイプレスは、「永遠に生きる」象徴とされています。
サイプレスは、ギリシャ神話にも登場するほど長い歴史を持っています。
ヨーロッパでは古くから、常緑樹であるサイプレスには神聖な力があると考えられていました。
宗教との関わりも強く、旧約聖書に出てくるノアの方舟の船底はサイプレスで作られた、という説があります。
また、キリストの十字架はこのサイプレスの木材から作られたという伝説もあります。
死者を守ってくれるとも考えられていて、墓地にも多く植えられています。
サイプレスは、有名画家ゴッホの絵にも描かれています。
ここには著作権の関係上載せられませんが、「糸杉と星の見える道」と検索してみてください。心が暖かくなる絵ですよ。
[原料植物名] Cupressus sempervirens
[科名]ヒノキ科
[主な産地]フランス、モロッコ、イタリア
[主な抽出部位]葉、球果
[精油抽出法]水蒸気蒸留法
[成分]αピネン、δ3カレン、カディネン、セドロール
花ではありませんが、花言葉を持っています。
死、追悼、不死、再生
サイプレスの香りは、ウッディな中にスパイシーさを加えたようなイメージです。比較的多くのアロマとの相性は良く、合わせるものを選びません。
・柑橘系とブレンド とても相性が良いです。 オレンジスイート、グレープフルーツ、レモンがおすすめです。柑橘の爽やかさアップします。
・オリエンタル系とブレンド 単体では主張の強いイランイランとブレンドすると、香りがマイルドになります。
真っ直ぐに立つ姿が美しいサイプレス。
余分な装飾も無くシンプルに佇む姿は、クールで美しいです。
サイプレスは、死の象徴だけではありません。
「再生」、つまり新しいスタートを応援してくれるのです。
真っ直ぐ上にブレずに伸びていき、新しい流れを起こしてくれる。
変化を起こす時って、勇気がいるし不安もいっぱいになりますよね。
そんな時に、新しい流れに変えてくれる香り。それがサイプレスの力です。
何だかうまくいっていないな、もう一度新しくやり直したいな、という時、サイプレスは力をくれます。
あれやこれやと心配して不安になっているあの人に、サイプレスを贈ろう。
無駄を削ぎ落としたサイプレスの立ち姿のように、イライラや不安などの余計な感情を取り除いてくれる。どんなにうまくいっていない時だって、リスタートできる。
Aroma de Cheerupでは、世界に一つだけのアロマ香水を一緒に創るレッスンをおこなっております。香りを一つずつ選んでみませんか?ご連絡は、お問い合わせフォームからお願い致します。