アロマ〜ブラックペッパー〜

Aroma de Cheerupです。
今日は、ブラックペッパー（黒胡椒）の精油をご紹介です。

胡椒は、私たちの生活に欠かせない調味料ですね。
調味料の胡椒と同じく、胡椒の精油も、香りに少し加えるだけで香りの風味が増しますよ。

ブラックペッパー精油って何？

ブラックペッパーは黒胡椒とも呼ばれます。
完熟前の胡椒の実を乾燥させたもので、辛みが強いのが特徴です。

一方、完熟した後に皮を剥いて乾燥させたのが、ホワイトペッパー。
白胡椒とも呼ばれ、上品な香りと辛みがあります。

ブラックペッパー精油の香りはシャープですが、
柑橘に含まれている「リモネン」というリラックス成分も含まれているので、
フレッシュさや暖かみも感じます。

ブラックペッパーの歴史

胡椒は、紀元前から貴重なものとして大切にされていました。
古代ローマでは金と同じ価値とされ、税金や給与の支払いとしても使われたそうです。

中世ヨーロッパでも胡椒はとても貴重でした。
冷蔵庫がなかったため、胡椒は食糧の保存に重宝されたのです。
大航海時代、インドの胡椒を目指して多くの冒険家が船旅に出ました。
インドでゲットした胡椒は、アラビア商人、ベネチア商人を経由するため、仕入れ値の何十倍もの値段で取引されていたそうですよ。
とても、価値のあるものだったのです。

植物データ

［学名］Piper nigrum
［科名］胡椒科
［主な産地］インド、インドネシア、マレーシア

精油データ

［主な抽出部位］果実
［精油抽出法］水蒸気蒸留法
［成分］βカリオフィレン、リモネン、αピネン、βピネン

花言葉（スパイスですが、花言葉があるのです）

熱狂、熱中

ブラックペッパー精油のブレンド

コショーと同じく、ペッパーを少し加えると風味がぐんとアップします。
香りに軽さを与え、おしゃれにしてくれます。
どのアロマとの相性も良いですが、特におすすめは、イランイラン・ジャスミンなどの南国のお花とのブレンドです。
妖艶でオリエンタルな香りになりますよ。

ブラックペッパーと紡ぐ物語

胡椒は、インド原産、熱帯性の胡椒科のつる性植物です。
高さは５〜９mに達し、他の木を支柱にして、巻きついて成長します。
バランス良く共生しますが、時に共倒れする危険があります。

発芽後３年ほどで収穫でき、その後20年ほどは毎年収穫できます。
金運や商売繁盛のイメージを持てますね。

成長するとブドウのように、一つの房に50〜60個の果実をつけます。
多くの実をつけることから、繁殖力や生命力の象徴として考えられます。

果実は未熟の時は緑色、熟してくると赤くなります。
熟していない緑色の実を果皮ごと天日に干すと「黒胡椒」となります。
赤く熟した実を水に浸して取り除き、核だけを乾燥させたのが「白胡椒（ホワイトペッパー）」となります。

ブラックペッパー精油はとてもおすすめ！

調味料の胡椒と同じように、体だけではなくて心も温めてくれます。
ちょっと加えるだけで、香りがとてもおしゃれになるブラックペッパー精油、とてもおすすめです。

Aroma de Cheerupひろです。
東京都蔵前・浅草橋で活動しています。

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