2026.10.21アロマ de ポジティブ

人は変えられない。だからこそ、自分を大切にする。

こんにちは。

ひろです。

この言葉、
ご存知でしょうか?

「馬を水辺に連れて行くことはできても、
水を飲ませることはできない
」

イギリスのことわざです。

馬を水辺まで連れて行くことはできる。

でも、実際に水を飲むかどうかは、
馬自身が決めること。

よく、頭の中にこの言葉が浮かんでいます。

◆ こうしてくれたら、いいのに

家族や親、子ども、パートナー。

身近な人に対して、
もっとこうしてくれたらいいのに
と思うことは、誰にでもあると思います。

もっと健康に気をつけてほしい。
もっと家事を手伝ってほしい。

日常でもありますよね。

精神科の診療では
もう少し深刻なケースがあります。

不登校のお子さんに対して、
学校に行ってほしい。
なんで行けないの。

休職中のパートナーに対して、
以前のように働けるようになってほしい。
なんで働けないの。

相手が大切な人だからこそ、
今の状況をなんとか変えたいと思う。

その気持ちは、とても自然なものです。

ただ、
ここで忘れてはならないのが

相手の人生を、
こちらの思いどおりに変えることはできない

ということです。

もちろん、
周囲のサポートはとても大切です。

安心できる環境を整えること。
話を聞くこと。
一緒に今後のことを考えること。

周りにできることは、たくさんあります。

しかし、
本人がいつ、どのように動き出すのか。

そこには、周囲が決められない部分があります。

そして、こちらが望んでいる方向、スピードが
必ずしも本人にとっての正解とは限りません。

不登校の子どもにとって、
今必要なのは学校に戻ることではなく、
安心して休める環境かもしれません。

うつ病で休職している人にとっても、
今必要なのは早く復職することではなく、
十分に回復する時間かもしれません。

変わるタイミングも、進む方向も、
一人ひとり違うのですよね。

◆ どこまでが、自分にできること?

私は、人との関わりの中で、

「どこまでが自分にできることで、
どこから先は相手の領域なのか」

という線を意識することが大切だと思っています。

話を聞くことはできる。
選択肢を伝えることもできる。
困ったときに助けることもできる。


でも、相手の代わりに
人生を生きることはできません。

どれだけ心配しても、
どれだけ一生懸命に働きかけても、
思うように状況が変わらないことはあります。


もどかしくなりますよね。

でも、そこで
自分が全部変えようとしていると
どんどん疲れてしまいます。

そして、その状態が長く続くと、
支える側まで
心身の調子を崩してしまうことがあります。

いわゆる、共倒れです。

相手を支えることと、
相手の人生を背負うことは違う。

私は、そう思っています。

◆ 人は変えられない。でも、人は変わる

「人は変えられない」というのは、
「人は変わらない」
という意味ではありません。

人は変わります。

考え方が変わることもあるし、
行動が変わることもあります。

今は動けなくても、
時間がたって動き出せることもあります。

ただ、そのタイミングを
周りの人が自由に決めることはできません。

だからこそ、
できることはする。
必要なときには支える。

でも、自分にできないことまで背負い込まない。

その線引きが大切なのだと思います。

そして、相手のことを心配している間も、
自分自身の生活は続いています。

自分の仕事もある。
自分の体調もある。

馬を水辺に連れて行くことはできても、
水を飲ませることはできない。

相手のためにできることを考えながらも、
その先は相手の人生として尊重する。

そして、自分の人生も大切にする。

言葉にすると簡単ですが、
実際にはなかなか難しいことです。

私自身も、折に触れて思い出したい言葉です。

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ひろ