
「アロマ」とは香りという意味。
なので
「アロマオイル」と言う場合は、
それが合成でも天然でも、
香りがするオイルのことを指します。
それに対して、
エッセンシャルオイルというのは
天然のみを指します。
エッセンシャルオイル=天然アロマ=精油
になります。
天然精油とは、
自然界に存在している
動物や植物から抽出したものです。
(現代では保護の観点から
動物から抽出することはほぼありません)
自然のものから採取するので
生産量には限界があり、
合成香料に比べると高価になりがちです。
例えば、女性に人気のローズ。
天然精油ローズ1滴を抽出するのに、
どれだけの薔薇の花が必要になるでしょうか?
なんと、50本です!
50本の薔薇の花から、やっと精油1滴。
だから、ローズ精油はとても高価なのですね。
それに対して、
合成香料は
化学的に製造したものになります。
自然界には存在しない香りを
再現できるのが特徴。
例えば、
ピーチの香り
シャボン玉の香り
などは、天然では存在しません。
ピーチの香り、
あったらいいなあ、と思うのですが
桃からは精油が採れないのですよね。
天然と合成香料のどちらが安全、
どちらが良いとは一概には言えません。
合成香料は
「国際香粧品香料協会(IFRA)」という
国際的な組織が作っている基準があり、
それに適合するものだけが使われています。
そのため、安全性は確保されていると言うこともできます。
天然=安心というわけではありません。
天然精油でも、皮膚につくと
腫れたりかぶれることもありますし、
女性ホルモンと似た作用をする精油は
妊婦には使用できないものもあります。
天然精油・合成香料、
それぞれの良さを理解した上で、
用途に応じて選んでいきたいですね。
Aroma de Cheerup ひろ