

*この記事は、2026年9/19に追記修正しています。
「アロマaroma」とは、
香り・芳香という意味です。
なので
「アロマオイル」と書いてあっても、
必ずしも植物から採れた
天然の香りとは限りません。
それに対して、
エッセンシャルオイルというのは
植物の花、葉、果皮、木部などから
得られる芳香成分を含んだものです。

たとえば、
ラベンダーなら花や葉。
レモンなら果皮。
ヒノキなら木部や枝葉。
植物によって、
香りを取り出す場所も方法も違います。
小さな精油の瓶の中には、
植物がつくり出したさまざまな芳香成分が入っています。
エッセンシャルオイル=天然アロマ=精油
になります。

天然精油(エッセンシャルオイル)は、
植物の花や葉、果皮、木部などから得られる、
天然の芳香成分です。
自然のものから採取するので
生産量には限界があり、
合成香料に比べると高価になりがちです。
例えばローズ。
たくさんの薔薇の花から採れる精油は、ほんのわずか。
そのため、天然のローズ精油はとても高価です。

・植物由来のさまざまな芳香成分を含む
・植物によって採れる量が大きく異なる
・産地や気候、収穫時期などによって香りや成分に違いが生まれることがある
・希少な精油は高価になることもある

それに対して、
合成香料は
化学的に製造した香料です。
合成香料には大きなメリットも
あります。
天然では得ることが難しい香りを表現できたり
香りを安定して供給できる、
長く香らせられるなど。
合成香料は、
私たちの身の回りにある
香水、シャンプー、柔軟剤など、
さまざまな製品に使われています。
例えば、
ピーチの香り
メロンの香り
などは、天然では存在しません。
ですから、
天然
天然=良い
合成=悪い
という話ではありません
天然と合成香料のどちらが安全、
どちらが良いとは一概には言えません。
合成香料を含む香料原料については、
IFRA(国際香粧品香料協会)が、
科学的な評価に基づいて使用制限などの基準を設けています。
「合成だから危険」というわけではありません。
天然=安心というわけではありません。
天然精油でも、皮膚につくと
腫れたりかぶれることもありますし、
女性ホルモンと似た作用をする精油は
妊婦には使用できないものもあります。
大切なのは、
それぞれの特徴を知ったうえで
選ぶことだと思っています。

それでも天然精油に惹かれる理由のひとつが、
植物がつくり出す芳香成分です。
たとえばラベンダーには、
リナロールや酢酸リナリルなど、
さまざまな芳香成分が含まれています。
こうした香りの成分と、
リラックスや睡眠との関係については、
さまざまな研究が行われています。
もちろん、アロマは薬ではありません。
それでも、
寝る前に好きな香りを感じて、
ゆっくり深呼吸する。
そんな小さな習慣が、
「活動する時間」から「休む時間」へ
気持ちを切り替えるきっかけになる。
香りは、ただ「いい匂い」だけではありません。
精神科医として、
私はそんな香りの可能性に注目しています。
ひろ