2024.05.16香りの訪問

精油の作られ方

高知の蒸留所で、蒸留を経験してきました。
今回、2回目になります。

精油の作られ方について
杉を例に、ご紹介します。

①材料の調達

まず、材料となる植物を準備します。
これが結構大変。

というのも、杉の木だったら、
1本切ってくることになるのです。

高知のこちらの蒸留所では、杉を間伐し、
材料にしています。
環境保全になっています。

チェーンソーで木を切っていく。
危険を伴うため、慎重に、扱わなければなりません。
経験を十分に積んでなければ、できない行為です。

②材料を細かくする

採取してきた杉を、木部・葉枝に分けた上で、
細かくしていきます。

チッパーという機械を使います。
キュー、ゴー、というものすごい音を立てて、
細かく裁断されます。

出来上がった材料はこちら。
細かくなっています。

③ 薪の準備

こちらの高知の蒸留所では、かまどを焚く燃料も、
間伐材を使用しています。

多くの蒸留所がガスを使用しており、
100%天然の材料を使用した蒸留所は、
国内でも数箇所しかありません。

材料にする材木を割り、薪にします。
この薪、かなり重いです。
木ってこんなに重いんだ、と驚きました。

④ やっと蒸留

材料、薪の準備をするだけで数日。
ようやく蒸留ができます。

釜は2段になっていて、下の段に水。
上の段に材料が入っています。

かまどに薪を入れ、いよいよ蒸留スタート。

ここが1番、華やかに見えますが、
ここまで来る間に、地味な下準備がたくさんあるのですよね。

しかもこの釜、なかなか火が安定しません。
こちらのオーナーさんはプロですから、
火も安定します。

しかし、私がすると、燃えたかと思うと
とまってしまうのです。
結局2時間格闘してもできず。
オーナーさんが代わったのでした。

手前が燃えたかと思うと、奥が消えていたり。
その逆だったり。
紙などは燃えても、薪に火を移せなかったり。
難しいです。

⑤ 精油が出てきます

無事に火がつき、釜がだんだんと温まります。
1時間半くらい加熱するとようやく蒸留水が出てきます。

精油は、ほんの少ししか取れません。

まだ、出てきていません。

蒸留水は出てきました。
精油は、まだです。

やっと、出てきました!!!

成功です。

⑥ 精油を集めます。

出来上がった精油を集めます。

採れる精油の量は、材料によっても異なりますし、
材料のコンディションによっても変わってきます。

例えばこの、杉木部は、
1本の杉の木から、たった200mlしかとれません。
200mlとるためには、12釜の蒸留が必要になります。
蒸留だけでも丸々1日。
準備や片付けを入れると、3日はかかります。

⑦ ようやく、皆さんの手元へ

瓶に入れて、ようやく商品になります。

1本作るのに、こんなにも手がかかるなんて。
精油は、自然の恵み。
そこに、人の手が加わって、ようやく私たちの元に来ます。

精油はとても貴重。
だからこそ、私たちはパワーをもらえるのです。

精油の力を味方に、
毎日をちょっと豊かに、楽しく過ごしてみませんか。


Aroma de Cheerup
ひろ