
良い香りを嗅ぐと幸せな気持ちになりますよね。
私たちが香りを嗅いだ時に、脳ではどんなことが起きているのでしょうか?
まず重要なのは、「香りを感じるのは脳であって鼻ではない」ということです。
鼻は、香り物質を電気信号に変えて脳に伝達する場所です。
香りを感じるのは、脳なのです。
香りが脳まで伝わる流れを見てみましょう。
香りの元になるのは、空気中に漂う「におい分子」です。
におい分子は、約40万種類以上もあると言われています。
↑こちらの分かりやすい図は、社会福祉法人恩賜財団済生会様のホームページから引用しました。
つまり、まとめると、ふわふわと空気中を漂っているにおい分子が鼻の奥にある嗅覚受容体にはまると、信号を発信。
その信号が脳に伝えられて、においの感覚が嗅覚野という部分で生じて、においの種類が識別されるのです。
私たち人間の嗅覚受容体(香りをキャッチするセンサー)は、他の哺乳類に比べると格段に少ないのです。
嗅覚受容体が多ければ多いほど、多くのにおいを識別できます。
人間の嗅覚受容体…396種類
犬の嗅覚受容体… 870種類。
では、ここで問題です。
答えは、ゾウです。
ゾウの嗅覚受容体…1948種類。
これは、東京大学から発表されたデータです。
人間は、進化の過程で、嗅覚に頼らずとも危険を察知できる能力を身に付けました。
そのため、他の動物に比べて嗅覚が退化してしまったのですね。
蔵前でアロマレッスンをしております、Aroma de Cheerup ひろと申します。
たくさんの天然精油を通して、香りを感じてみませんか。