2020.10.07アロマ de ポジティブ

植物の知恵

植物はなぜ、香りを持っているのでしょうか。

まず人間と植物の歴史を
比較してみましょう。

最古の人類と考えられている
猿人(アウストラロピテクス)は
400万年以上前に出現。
現在の人類に近いホモサピエンスが生まれたのが
20万年ほど前と考えられています。

それに対して植物は5億年前から
生存していました。

植物は、人間よりはるかに長い歴史を
持っているのですね。

はるかに長い歴史を持っている植物ですが、
人間を含む動物とは大きな違いがあります。
何だと思いますか?
そう、植物は動けないですね。

植物は動けないので、
自ら栄養を作るしかありません。
そこで、光合成をするようになりました。

太陽の光を浴びて
水と空気中の二酸化炭素から
酸素とデンプンなどを作る、という働きです。

さらに植物は動けないので
敵が来ても逃げられません。

動物に食べられてしまうかもしれないし、
土の中の菌にやられてしまうかもしれません。
同じ植物に負けて
土の中の栄養を取れなくなることもあります。

過酷な環境の中で植物は
逃げずに自分を守るにはどうしたら良いか?
と考えて進化を遂げました。

動物に食べられないようにするには、
味を不味くしたり、
毒を持ったりする必要がありますよね。

辛かったり、苦かったりすれば、
二度と食べないって思われるからです。

進化する過程で、
香りも加わりました。

独特な香りを放出することで
動物たちから食べられてしまわないよう
進化したのです。

植物は動けないからこそ、
人間にはないパワーがあります。

戦うだけが術ではない、
じっと立って生き延びてきた植物。

そんな賢さが
私たち人間にも必要な時がありますよね。

植物のパワーを込めた香水を作りませんか?

Aroma de Cheerup Hiroです。
東京都蔵前で、アロマレッスンをしています。