「レモンマートル」と聞くと
レモンを想像しますが、
全く別のものです。
クリーム色の花がとても可愛らしい。
花は晩夏に咲きます。
(原産地のオーストラリアでは3〜5月頃に当たります)
細く長いおしべが特徴的ですね。
この葉が、レモンのような香りがします。
嗅いでみると、ガツンとレモン!
レモンの香り成分であるシトラールが
レモンの20倍も含まれています。
レモンマートルは「レモンよりもレモンらしい」と言われることもあります。
お菓子やアイスの香り付けにも使われていて
原産国であるオーストラリアの人は、
このレモンマートルが大好き。
Lemon Ironwoodや、Sweet Verbena Treeと
呼ばれることもあります。
オーストラリアの原住民は、
数千年前からレモンマートルを
薬草として使っていました。
そのため、「森の治療薬」という別名もあります。
それよりだいぶ後になってから
イギリスやドイツで研究が始まりました。
1853年、イギリス人の植物研究者の名前に
因んで学名が決まりました。
1889年、レモンマートルに含まれる
シトラールの含有量が発表されました。
1990年代、葉がアロマオイルに使われ始めました。
ずいぶん最近の話なのですね。
[原料植物名]Backhousia citriodora(上述のイギリス人の名前)
[科名]フトモモ科
[主な産地]オーストラリア
[季節](オーストラリアの)夏から秋
[主な抽出部位]葉
[精油抽出法]水蒸気蒸留法
[成分]シトラール
愛、幸運
スッキリした香りのアロマと、相性が良いです。
例えば、ユーカリ
ローズマリー
レモングラス
ペパーミント
ティートリーなどが
おすすめです。
皮膚につけても大丈夫なので、
気軽に使えますね。
レモンマートルの原産地は、
オーストラリアのクイーンズランド州、
ニューサウスウェールズ州の海岸沿いです。
こちらの地図をご覧ください。
2つの州とも、東側に位置しています。
つまり、レモンマートルの原産地は
オーストラリアで「一番はじめに太陽に当たる場所」と言えます。
レモンマートルの香りを嗅いだ時に
明るく楽しい気分になるのは
太陽のパワーを受けているからなのですね。
そして、この2つの州にまたがるように、
ゴンドワナ多雨林という
世界遺産登録もされている美しい森があります。
湿潤で緑豊かな土地でレモンマートルは育っています。
フレッシュなシトラスな香りが
とっても明るいレモンマートル。
太陽に一番早く照らされて、輝いています。
新しいチャレンジをする仲間に是非贈りたい。
毬状に咲く可愛らしいレモンマートルの花のように、
多くの人が集まってくるでしょう。
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