
今日のアロマの知識は、香りの歴史の続きです。
前回は、古代ローマ、公衆浴場、薔薇が出てきました。
今回は、ローマ人の精油活用方法についてです。
香りの歴史③に出てきた、ディオスコリデスを覚えていますか?
そう、この人です。復習したい方のために、一番下にリンクを貼っておきますね。
この方が書いた、『マテリア・メディカ』に当時の香油・香膏についての記載があります。
当時は、香油の製造方法は3種類ありました。
詳しく見てみましょう。
現代では、ほとんど行われていません。
古代ローマでは主に、花びらの香りを閉じ込めたい時に使われました。
香りは脂に吸収されますね、それを利用したのがこのアンフラージュ法になります。手順について、説明します。
イメージ湧きましたか?
とにかく手間暇かかっていますね。
ポイントは湿度!です。湿気があると、花びらを剥がせないのです。
動物性の脂でなくても、ココナッツオイルやホホバオイルでもできます。
浸出法では、65℃くらいの油の中に花や葉などを入れて香りを吸収させます。
当時のバラ精油の作り方を実際に見てみましょう。
ディオスコリデスさんは、紀元前1世紀頃の方です。
香りが欲しくなった時、私達は気軽にアロマオイルを買うことができます。
それがいかにありがたいことか、感じますね。