2020.08.05アロマの知識

香りの歴史④〜古代ローマ ガレノス の貢献〜

Aroma de Cheerupです。
今日は、香りの歴史4回目です。
舞台は前回から引き続き、古代ローマです。

古代ギリシャ、ヒポクラテスの医学をまとめたのが、同じくギリシャ人の医学者ガレノス (129〜199)です。

ガレノスは、解剖学・生理学に精通し、人体に流れる4種類の体液に注目しました。
「血液は熱と湿の組合せで肝臓で作られ、
黄胆汁は熱と乾の組合せで 胆嚢に集まり、
粘液は冷と湿の組合せで脳室から鼻や口に放出され、
黒胆汁は冷と乾の組合せで脾臓に集まる」

さらに、面白いのは、それら4種類の体液が空気、火、土、水に結びついていると考えたのです。

血液は空気と同じに熱くしめっている。
黄胆汁は火のように熱くてかわいている。
粘液は水と同じに冷たくしめっている。
黒胆汁は土のように冷たくてかわいている。

つまり、人間の身体のなかにも自然と同じ性質が保たれていて、この4つの体液のバランスをとることで、自然治癒力を高める、と考えたのです。

さらに、炎症に発赤、灼熱、腫脹、疼痛の4つの徴候をあげるなど、臨床にも通じていました。(この4つについては、私も皮膚科の授業で習いました)。
アロマセラピーの分野では、ガレノスはコールドクリームを作り出したことでも有名です。
水と油という混ざらないはず2つを、蝋を加えることで混ぜ合わせました。
水が入っているので、つけた瞬間ひんやりするのですね。上記のような炎症所見には冷却は有効です。

人間の体にも、自然と同じ性質が保たれている…