2020.07.26アロマの知識

香りの歴史③〜薬物誌 ディオスコリディス〜

こんにちは。Aroma de Cheerupです。今日は、香りの歴史3回目です。


前回は、紀元前400年前のギリシャについてでした。
今日は、ローマにうつります。

「薬物誌」の著者 ディオスコリデス

紀元前1世紀頃、ギリシャ人の医学者ディオスコリデスが、皇帝ネロの軍医として各地に遠征に出ました。
皇帝ネロは暴君で、バラ好きで有名だったそうです。
部屋中をバラでいっぱいにしていたとか…

こちらは、ディオスコリデスの写真です。(Wikipediaから)

ディオスコリデス
Wikipediaから。

各地で自ら観察して得た知識を「マテリア・メディカ(薬物誌)」にまとめました。
約600種類の植物、植物の生育地、効能、薬の調合方法などが載っています。
効能としては、消毒、鎮痛、抗炎症など幅広く、それぞれの適量も記載されていたそうです。
この書は、1600年頃まで、植物薬学の教科書として使われてきました。
今でも多くの学者が、ディオスコリデスについて、また、薬物誌についての研究を重ねています。

薬物誌は、写本という形で、後世に引き継がれました。
中でも、512年頃に作られたと言われているのが「ウィーン写本」です。

ヒポクラテスを中心として始まった古代ギリシャの医学が、古代ローマでさらに発展したのです。