2020.10.29アロマの知識

動物からとれる貴重な香料②

こんにちは。Aroma de Cheerupです。
是非知っておきたいアロマの知識♪。今回は、前回の続きです。

貴重な動物性香料についてです。4種類しかないのでしたね。

  • ジャコウジカ→麝香
  • ジャコウネコ→霊猫香
  • マッコウクジラ→竜涎香
  • ビーバー→海狸香

マッコウクジラの竜涎香

マッコウクジラが食べたダイオウイカのくちばしを消化しきれず、腸内にそのまま残ります。それが結石となったものが竜涎香です。
中国で、「竜の涎(よだれ)が固まったもの」という意味で竜涎香と呼ばれるようになりました。

昔は、マッコウクジラを捕鯨した際、体内から発見されることもありました。
しかし、1986年に商業捕鯨が禁止されたため、現在では偶然発見されない限りは入手の術はありません。竜涎香と呼ばれる結石は、水より軽いため、海岸に流れ着くことがあります。
1kg200万円を超えるほどの価値があるため、「海岸を歩いていて石を見つけたらそれが竜涎香で一気にお金持ちになった」というニュースがありました。
「竜涎香ハンター」なんて言葉もあるそうですよ。

竜涎香は、それ自体が良い香りを持っているわけではありません。
湿った土の香り、カビの匂い、海藻の香り、タバコの匂い…などと表現されます。しかし、他の香りとブレンドするとものすごく魅惑的な香りに!
特に、ローズとのブレンドが最高!らしいです(残念ながら嗅いだことはないのですが…)
以前は白檀(サンダルウッド)をブレンドした香りが高級線香に使われていました。

ビーバーと海狸香

ビーバーは雄も雌も、肛門近くに香嚢を持っています。そこに、強い臭いのする分泌物があります。
ビーバーはこれを、自分の縄張りを知らせるマーキングとして使っています。
この分泌物を乾燥させて粉末にしたものが、海狸香(かいりこう)です。
海狸香にアルコールを溶かして精油を作ります。ムスクとバニラが混ざったような魅惑的な香りです。
昔は、お菓子などの食品にも使っていたというから驚きです。

今では動物性香料も合成できるようになりました。
動物たちを犠牲にせずに香りを楽しむためにも、合成香料の発見がいかに価値があるものかよく分かりますよね。