
あなたは、何種類のにおいを嗅ぎ分けられていると思いますか?
ヒトは、3,000〜10,000種類のにおいを嗅ぎ分けられると言われています。
ここで、においの脳への伝わり方について、前回の復習です。
↑ 太字にした受容体。受容体は、鍵穴のようなイメージです。
においが、鍵のようなイメージです。
鍵穴に合った鍵でないと、扉は開きませんね。
それと同じで、受容体という鍵穴に、におい分子という鍵がカチッとはまった時に、脳に届く電気信号が発生します。
例えば、犬や猫はにおいを感じる物質でも、ヒトの受容体の「鍵穴」にはまらないにおいだと、ヒトはにおいとして感じられないのです。
以前ここにも書きましたが、ヒトの嗅覚受容体は396種類と考えられています。そうすると、人は396種類の香りしか分からないのでは?と思いますよね。
うまくできているもので、受容体の組み合わせによって香りを嗅ぎ分けられています。
受容体396種類を順番に番号をふりましょう。受容体1、受容体2、…受容体396。
例えば、オレンジのにおい分子(私も大好き)が、受容体1と受容体57と受容体231の鍵穴を開けたとします。
そうすると脳は、1-57-231の組み合わせ→オレンジ、と認識します。
何かのにおい分子が、受容体1、受容体58、受容体231の鍵穴を開けたなら、それはオレンジとは認識されません。
つまり、受容体の組み合わせパターンによって、多種多様なにおいを嗅ぎ分けられるのです。
この嗅覚受容体の発見は1991年です。30年ほどしか経っていません。
においを嗅ぎ分ける仕組み、面白いですね。
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